こんちは❗️麻呂まろしです。
今回は、麻雀中級者になるための最後のSTEP「符計算」です。
符計算ができるようになると、オーラストップ目までの条件が把握できますし、押し引きの判断がより明確にできるようになります。
この記事を読んでいただくと符計算ができるようになりますので是非ご覧ください。
4翻以上の時の点数については以下の記事をご覧ください。
符計算とは?
そもそも符計算とは何かというと、アガった時の翻数が3翻以下の際にしようする点数計算です。(一部例外あり)
なぜそんな大事なことを今まで教えなかったのかというと、複雑だからです❗️
ただし、中級者になるには避けて通れない部分にもなりますので符計算について解説します。
符計算の要素
符計算に必要な要素は以下の5点です。1つずつ解説していきます。
- (1) 基本符(=基本点):副底(フーテイ)とも言います。
- (2) アガり方:メンゼンロン or ツモ のいずれか。
- (3) 面子(メンツ)の種類:順子(シュンツ・階段状)/刻子(コーツ・3つ同じ牌)/槓子(カンツ・4つ同じ牌)
- (4) 雀頭(ジャントウ=アタマ)の牌の種類:役牌かどうか
- (5) 待ち形の種類:ペンチャン・カンチャン・リャンメンなど、、
基本符(副底)
最初の要素は「基本符」です。
副底(フーテイ=基本点=基本符) とは、プレイヤーが アガった 場合に必ず与えられる加符点のことで 20符 あります。基本点や基本符とも言います。
麻雀ではどのような手でアガったとしても最低20符から計算されます。
アガり方
2つ目の要素は「アガり方」です。
これは、メンゼンロン か又は、ツモ のどちらかのアガり方によって与えられる加符点です。これらによる 加符点を門前加符(メンゼンカフ) と ツモ符(ツモフ) と言います。
メンゼンロンの場合は10符、ツモの場合は2符つきます。(鳴きの後にロンをしても符はつきません。鳴き後のツモは2符つきます)
面子の種類
3つ目の要素は「面子の種類」です。
下記に一覧を出しましたが、鳴いている時よりも鳴いていない時の方が符は高くつきます。
また頻度は高くないですが、槓子の場合は符が著しくアガるので覚えておきましょう❗️
真ん中の数牌よりも字牌や19牌の方が符はつきます。19字牌の時は積極的に槓子を目指しましょう❗️
雀頭
4つ目の要素は「雀頭の種類」による符です。
簡単にいうと、雀頭が自身の役牌となる牌の場合は2符つきます。その他は0符です。
例えば場風が東、自風が西の場合、東と西と白發中が雀頭の場合は、2符つきます。
待ちの形
最後の要素は「待ちの形」です。
両面とシャンポン(シャボ)待ちは符はつきませんが、カンチャン・ペンチャン・単騎は2符つきます。
待ちが悪いものについては2符つくのだと覚えておきましょう❗️
符計算の例外
ここまで符計算の要素について話をしましたが、例外的に符計算をしない場合もあります。
それは、平和(ピンフ)と七対子(チートイツ)の時です。
平和の場合は一律20符、七対子の場合は25符となっているのでこの役の際は符計算は不要です。
符の計算方法
最後にそれぞれの要素から、合計の符がいくらであるかを計算します。
計算の際は単純に足し算をすればいいのですが、最終的な符は1の位を切り上げて算出します。
例えば、合計の符が32符の場合、1の位を切り上げて最終的な符は40符となります。
また、符計算の順番ですが、以下の通りです。最初に翻数を数えるのは満貫以上の場合は符計算は不要なので一番最初に翻数を数えます。
- 1、翻数を数える
- 2、符の合計を算出する
- 3、点数の早見表で点数を割り出す
それでは最後に練習問題で符計算をしてみましょう❗️
符計算練習問題
では練習問題をいくつかやってみましょう❗️以下の点数表と合わせてご覧ください。
まずは翻数を数えます。役はチャンタ、中で2翻です。ここから符計算ですが、中と1筒子をポンしているので、4✖️2=8。待ちが単騎なので2。基本符と合わせて合計30符です。つまり2翻30符なので2000点のアガりです。
同じく翻数から数えます。役は三暗刻、タンヤオで3翻です。符は2筒、3筒、7索が暗刻なので4✖️3=12。待ちがカンチャンなので、2符。基本符が20➕12➕2➕10(メンゼンロン符)=44符。繰り上げで3翻50となり、6400点のアガりです。
翻数から数えます。役は立直、ツモ、混一色、ドラ3です。この時点で8翻あるので符計算は不要です。親の8翻なので、8000オールです。
翻数から数えます。役はタンヤオ、トイトイで3翻です。3筒が暗刻で4符、4萬で2符、3萬が明槓で8符です。後はツモ符で2符。基本符と合わせて、20➕14➕2=36符。繰上げで3翻40符です。つまり1300、2600のアガりです。
翻数から数えます。役は中、ドラ1の2翻です。中が暗刻で8符、8索明槓で8符、2萬暗刻で4符です。待ちは単騎なので2符。基本符と合わせて、20符➕20符➕2符=42符。繰り上げで2翻50符です。つまり、4800点のアガりです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
符計算の全体像は掴めたと思いますが、実際に符計算で必要になるものは20符〜50符までが大半です。全部は覚えなくて大丈夫なので、基本の30符、40符あたりから覚えていきましょう❗️
これで初心者から中級者のための全てのSTEPが終了します。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
一人でも多くの人が麻雀を楽しめるきっかけになれば嬉しいです❗️